
信州 蓼科高原・白樺湖。
静かな時間がゆったりと流れる高原に澤右衛門はある。
二つある巨大な岩で囲んだ貸切露天風呂からは、昼は壮大な大自然、夜は満天の星空と、他では味わうことができないロケーションを独り占め。
大切な人とお二人、家族旅行など、
ゆったりとしたスペースでのんびりと…
古材は部屋の中心である床の間に多く用い、壁には藁が練り込まれている。
柱や梁には約100年前の地元長野の農家で使用されていた古材を使用。
長い歳月にわたり実際の生活で使用されていた素材が落ち着きを増幅させ、癒しの空間の効果を発揮。
現在主流である「から紙」を使った襖を用いず、あえて澤右衛門では地元長野で「帯戸(おびど)」と呼ばれる「板戸」を全ての部屋で用いている。
「板戸」は譲り受けた古民家で実際に使われていたため、長年のかまどや囲炉裏の煙に燻され黒光りを深く厳かに放つ。
漢字の「日」に縁取られた頑丈な10cmの木枠が室内で存在感を与え、長く生活に馴染んだ「板戸」はどことなく落ち着いた古き良き日本の情景を醸し出す。
柱や梁も「板戸」同様、古民家から譲り受けた逸品。
同じ古材でも地域によって様々で、同じ歳月を積み重ねたものでも煙のない生活で使用されていたものは白茶色であり、オーナーは地元長野の黒光りした柱や梁のほうがより深い落ち着きを醸し出すとこだわる。
秋田から取り寄せた樹齢200年の栃の木は、冬期に積もった雪の重みで美しい曲線を描き、チェックインカウンターとしてソファーとともにおもてなしを演出。