
全ての部屋に「本間」と「次の間」がある理由は、数人で利用する状況を考え、寝る空間と談話する空間を分けたかったからであり、過ごすスタイルに合わせて使い気持ちよく滞在していただきたかったからである。それは全ての部屋から見える絶景を一番心地よい状態で見ることができることにつながっている。それぞれの部屋から見える車山、美ヶ原の山々は、部屋にいながらまだ旅の途中であるような感覚を味わせてくれる

なにもしなくていい。ただ空気が流れる部屋でゆっくりと心を休める。座卓で寛ぎながら遠くに眺める山々は格別。次の間にはこたつがあり、暖をとるためだけでなく一緒に入ると絆がより深まる雰囲気がある。



本間と次の間の使い方はさまざま。グループでお泊まりの際は、先に休む方はベッドで、語らうことは座卓にて。
2世代でのご旅行はお互いを気づかいながら過ごし、特にお休みのときなどは板戸を閉め静寂を保つことができる。
目が覚めまず窓から見える山々はベッドに入ったまま楽しめる。

木の燻された香に包まれながら囲炉裏を囲み団欒を楽しむ
【御部屋:いわかがみ】段差がある掘りごたつから外を眺めることもできます(左下)こたつに入り窓から絶景を眺めることができます(右下)
【各部屋】板戸で仕切られた洗面所は各部屋共通(囲炉裏部屋以外、右上)